タイのトークセンは古くからタイの北部地方に伝えられるマッサージ方法です。
昔、日本もそうだったように 病を治す という職は
シャーマンが主流でした。
薬草や、祈り、鉱物など今現代に伝わる東洋の医学も含め人々を癒すという特別な存在。
ブッダの主治医であるシワカゴマラパ先生のその理論や知識や経験は国を超えて伝わっていき
タイ という国に根付いていきました。
トークセンは神を宿し、悪い精霊を払うという
邪気払い の意味合いもあり、
昔は 寺院に植えられているタマリンドという固い木🌲に雷が落ち、その天のパワーが宿った木材で身体を叩く(払う)と病を遠ざけるという意味合いも語り継がれています。
振動は、身体の細胞や神経に作用し
他のマッサージ方法ではできなかった事ができることから、そういう考えも生まれてきたんじゃないかなとおもいます。
トークセンがお寺で受けられることが出来るチェンマイでは
その名の通り センを叩く(タイ語で tok-sen )のコースを受けることができますが
ただ本当にひたすら センを叩いていくというもの。
それがきっと本来の使われ方。
手では届かないところにトークセンを使っていく。
タイの北部は 昔、ランナー王国という一つの国家でした。
いまでもランナー地方に伝わる独自の手技がたくさんあります。
特にランナー地方にはとても精霊を重んじる
スピリチュアルを信仰するような国だったのかなと。
ユーファイもトークセンもヤムカーンも
北タイに伝わる療術は
やはりスピリチュアル要素が高いように思えます。
でも、それはきっとチェンマイに行ったことがある方ならきっと感じた事があると思いますが
あの街全体が、心地よく その土地の神様や
そこに生を受けている人々の笑顔
ずっとここにいたいと思えるような雰囲気など
私達日本人にとっても
とても魅力的な街を作り出しているような気がします。
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